夏休みの自由研究は、子供たちの宿題の中で悩んでしまう1つではありませんか?
絵の具と塩水を使って水の層が作れるとしたら不思議ですよね。
今回は、自由研究の中でも子供達も興味津々だった「絵具」と「塩水」を使ってカラフルな水の層ができる方法を紹介しますね。
目次
どうして水の層ができるの?
塩の濃度が違う食塩水に絵具で色を付けて、濃度が濃い順番にスポイトでコップに注いでいくと色水で分かれた水の層が出来るんですよ。
液体(水)は同じ体積でも、塩の濃度が濃くなると重くなるんです。
重さを計ると、塩が溶けた分だけ液体の重さが足されます。
濃度が濃い順番に色のついた食塩水をゆっくり入れていくことで、水の層が出来てきます。
小学校の高学年くらいからがおススメです。
食塩水の層を作っていくには、色のついた食塩水をゆっくりと入れていく必要があるので小学生の低学年には少し難しいかもしれません。
我が家の小学4年生の息子が挑戦しましたが、かなり慎重に注いで成功していましたよ(*^-^*)
絵の具と塩水で分かること
濃度の違う塩水に色を付け、濃度の濃い順番にコップに静かに入れていくと色の層を作れることが分かる!
水の層を作る材料
水彩絵の具・・・好きな色5色(黒・綠・黄色・赤・青)
水・・・500㎖
透明なプラスチックカップ・・・5個
計量カップ
細長いグラス
割りばし
スポイト
カラフルな層の作り方
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1透明なプラスチックのコップ5個に、それぞれ5g・10g・15g・20gの食塩を入れる。1つのカップは何も入れずそのままにしておく。カップの側面に何グラム食塩が入っているか書いておくと間違えにくいよ。
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25個のカップに、各100㎖の水を入れる
割りばしを使ってしっかりと溶かしてくださいね。塩の量が多くなると溶けにくいですが、100㎖に20gの塩はしっかり混ぜることで溶けてしまうので大丈夫です。
上段(左から) 水道水のみ・食塩5g・10g
下段(左から) 15g・20g
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3水彩絵の具を適量入れて、しっかりと混ぜる
絵の具が底に残らないように、割りばしなどでしっかり混ぜて下さい。
色が混ざらないように、混ぜた割りばしはキレイに洗ってから次の色を混ぜて下さいね。
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4透明な細長いコップに、一番濃い食塩水(20g)を入れます
3センチほど入れました。
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5スポイトを使って、2番目に濃い食塩水(15g)をコップの周りから静かにゆっくりと入れていく。
コップの周りに沿わすように入れるうまくいきやすいです。
写真では、細いスポイドを使いました。
一番最初に入れた量よりも少なくて大丈夫です。
次の色を入れる時は、スポイトはキレイに洗ってから入れて下さいね。
なんとなく層になっているのが分かります。
ココに注意
色を変えて挑戦してみました!
層が分かりやすい色を選びました。
赤・青・黄色・うす綠・オレンジを使いました。
右から濃い食塩水です。
今回は、絵の具の量を少し減らして色が濃くなりすぎないようにしました。
今回は、1番濃い食塩水を青にしました。
スポイトを使って順番に色水を入れていきます。
実は、5gと10gの色水の色が似ていて食塩水の水の層が分かりにくかったので、5gの色を変更しました。
濃い緑色にしました。
完成しました!
色を選ぶ時は、あまり濃い色や似た色を使うと層が分かりにくくなってしまうので気をつけて下さいね。
注意点
- 水彩絵の具の色を選ぶ時は、あまり濃くなく似たような色は使わないことをおススメします。
- スポイトに入れる前に、色水をもう一度よく混ぜてくださいね。
- スポイトで色水を入れていく時は、勢いよく入れていくと先に入れた食塩水と混ざってしまうので静かにゆっくりと入れるようにしましょう。
まとめ
今回は、カラフルな食塩水を使って色の層を作ることが出来ました。
塩の濃度を変えていくと、色と色の境目がはっきりと出来るわけではありませんが層が出来ることが分かりました。
挑戦したのは、小学4年生の息子です。
スポイトでゆっくりと入れていくのが難しそうでした。
途中にスポイトから勢いよく出ることもありますが、時間が掛かっても丁寧に入れていくのがポイントです。
静かにゆっくり入れていかないと、混ざってしまうので気をつけて下さいね(*^-^*)
多少は混ざってしまいますが、気にせずにゆっくり入れていってくださいね。
小学校4年生くらいになると、どうして塩の濃度が変わると混ざらないのか?など、実験して分かったことや自分でインターネットなどを使って調べたりすることが出来ました。
実験は、1日で出来るので是非チャレンジしてみて下さいね。