自由研究と聞いて、思い浮かぶのは夏休みの宿題ではないですか?
毎年、夏休みの宿題で最後まで何をしようか悩む宿題の1つです(^-^;
今年は、夏休みも短いので簡単にできる自由研究を選んでみました。
卵をお酢につけるだけの手軽さでできると「ぷよぷよ卵」とはどんなものなのか?
実際に作った、材料と作り方・工程などをレビューしますね。
目次
ぷよぷよ卵とは?
息子が作りたいといった「ぷよぷよ卵」。かたい殻に包まれた卵がなぜぷよぷよになるのでしょうか?
ぷよぷよ卵
卵を、お酢に漬けておくと固い殻が溶けて、薄い膜だけが残ることによって、半透明のぷよぷよ卵ができあがります。
詳しく解説
「お酢」に含まれている「酸」によって、卵の固い殻が溶けます。
「酸」には、カルシウムを溶かす働きがあるんですよ。
卵は、黄身と白身その周りにタンパク゚質で出来ている薄い膜があり、その周りに固い殻があります。
卵の殻は、約94%が「炭酸カルシウム」で出来ていて、お酢の力で溶けます。
殻の内側にある薄い膜は、たんぱく質で出来ているので、お酢の力では溶けません。
ぷよぷよ卵とは、お酢に含まれる「酸)が卵の殻だけを溶かすので、薄い膜(卵殻膜)が残って出来上がるんですよ(*^-^*)
ぷよぷよ卵は小学生でも大丈夫!
ぷよぷよ卵の実験は、用意するものや工程も簡単なので小学生の低学年からでも大丈夫です。
我が家は、小学二年生の息子がチャレンジしていました!
卵の殻がお酢で溶けて、残った卵がぷよぷよになる不思議な現象にとても興味津々でしたよ。
工程自体は簡単ですが、「なぜ溶けるのか?」「なぜ卵が大きくなったのか?」を大人が一緒に考えてあげると良いかもしれませんね。
科学に興味があれば、なおオススメな実験ですよ(*^-^*)
卵とお酢で、ぷよぷよ卵を作って研究できること
- 卵の殻が、なぜお酢に溶けるか研究できる!
- なぜ”ぷよぷよ”になるのか研究できる!
- ぷよぷよ卵が元の卵より大きくなる理由を研究できる!
- ぷよぷよ卵を使って、出来る事を研究できる!
ぷよぷよ卵の材料
準備するもの
- 卵(生) ・・・1個
- お酢・・・300~400ml(穀物酢・米酢どちらでもOKです。)
- 透明なコップかビン(様子を観察するので透明なものがベストです。卵が膨らむので少し大きめが良いです)
- ラップ
- つまようじ
ぷよぷよ卵の作り方
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1コップかガラス瓶に卵を割れないように入れ、卵がしっかりと浸かるようにお酢を注ぐ。
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2お酢を入れた容器にラップをかけ、ホコリが入らないようにする。
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3ラップに、2,3か所つまようじで穴をあける
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4このまま2~3日置いておく。卵が浮いてくるので時折そっと混ぜてあげると良いです。
ぷよぷよ卵の経過観察
コップにお酢を入れると、卵の周りに気泡がたくさんついてきます。
白い卵ではなく、殻が茶色い卵を使用したのでお酢に色素が浮いています。
↓卵を触ってみると色素が取れ、白い部分が出てきました。
今回は、2日目に卵を取り出してみました!
息子が指で押さえると、真ん中がへこんでいます!!
何度も押さえてみましたが、ぷよぷよしています!
お酢に漬ける前の卵と大きさを比べてみました。
一回りか二回り大きくなっていますね♪
凄くお酢の臭いがするので洗ってみました!
白い卵のようになりました。
ぷよぷよしています(*^-^*)
ぷよぷよ卵が跳ねた⁉
お酢から取り出した卵が、触ってみるとぷよぷよになる事が分かりました。
ぷよぷよなのですが、弾力もあるので跳ねるかどうか実験してみました!
離します。
跳ねました!
分かりにくいかもしれませんが、机にバウンドして跳ね返ったことで、画像の卵がぶれています!
この後、何度か落として実験しました。
結果、ぷよぷよ卵は跳ねるくらい弾力があることが分かりました。
しかし、何度が繰り返していると…突然割れてしまいました(^-^;
ぷよぷよ卵で目玉焼きを作ってみた。
割れた卵が、もったいないので目玉焼きを作ることにしました。
出来上がり♪
見た目は、普通の目玉焼きです。
私と息子・主人で実食してみました!
ぷよぷよ卵を食べた感想
食べてみた、最初の感想は…とてつもなく苦い!!
お酢に漬けていたので、酸っぱいのかなと思ったのですが、私はすさまじく苦いと感じました!
この苦みは、腐っているとかの苦みではなく苦いものを食べた時の顔をしかめてしまう苦みでした。
最後にお酢の酸っぱさを感じましたが、ただただ噛んでいる時は苦みしか感じませんでした・・・。
息子は、2,3回噛んでギブアップしてしまいました(^-^;
しっかり味わっていた主人は、マヨネーズの味やん!と言うのですが、私にはとてもマヨネーズの味には思えませんでした。
変化をつけようと、塩をかけてみましたが、塩の味のみが美味しく感じられるほど、卵は苦くおススメできるものではありませんでした。
ぷよぷよ卵が元の卵より大きくなった理由
実験してみて、ぷよぷよ卵がお酢に漬ける前の卵より大きくなっていましたね。
なぜ大きくなったのか?理由を説明しますね(*^-^*)
卵が大きくなった理由
卵の殻には、気孔と呼ばれる目に見えない小さな穴が沢山あいています。
この穴から卵の中の水分や炭酸ガスが発散されます。発散されるだけでなく、気孔を通してまわりの臭いや水分を吸収します。
この気孔は水分を通すことを覚えておいてくださいね。
水分を通す穴がある状態で、片方には濃い液体、もう片方には薄い液体がある場合、同じ濃さになろうとするので、水分が薄い方から濃い方へ移動します。
この現象を、「浸透」と言います。
卵の場合
膜の内側にある白身と外側にあるお酢とでは、濃い液体は白身になります。
薄い液体がお酢なので、お酢(薄い液体)が白身(濃い液体)へ気孔を通して入っていきます。
卵の中にお酢が入ることによって、卵が大きくなります。
このような理由で、ぷよぷよ卵は初めより大きくなるんですね(*^-^*)
ぷよぷよ卵のレポートの作り方!
自由研究を終えた後、まとめたりレポートを作成しますよね。
でも、どんなことを書いたらいいのか悩みませんか?
研究した実験のレポートに書いたらいいポイントなどを紹介しますね(*^-^*)
書いておきたいポイント
- テーマ(レポートのタイトル)
何についての実験をしたのか一目でわかるタイトルがおススメです!
分かりやすいタイトルも良いですが、「面白そうだな!」「どんな方法?」と見る人が興味を持ってくれるようなタイトルもいいですね。タイトルで困ったら、雑誌やニュースなどのタイトル付けを参考にするのがおススメですよ。
ネットニュースなどのタイトルは、読んでもらうために考えられたタイトルがつけられているので、参考になると思います。
- テーマを選んだ理由
難しく考えずに、「テレビを見ていて気になった」「興味があったから」など、実験しようと思ったキッカケがあると思うので、簡単でもきっかけになったことを書くと良いですよ。
- 実験したらどんな結果になるか自分なりの考え(考察)
実験をする前に、この実験をしたらどうなるのか、自分なりの予想を書いておくといいですよ。
間違っていてもいいので、実験後に自分の考えとどんなふうに違っていた理由や考えが書けるとオリジナリティ溢れるレポートになりますよ。
- 準備するもの
実験をする際に準備するものを詳しく書いてあげることで、親切丁寧なレポートになります準備するものの写真があると分かりやすいですね。
- 実験の方法
実際に行った実験の手順を分かりやすく丁寧に書くと良いですよ。
どのような実験をしたのか分かりやすくまとめていけるといいですね。手順を写真に撮って、ポイントごとに貼ってあげると分かりやすいですね。
- 実験の結果( 事実)
実験の結果(事実)をまとめていきます。
結果を書くときは、分かりやすいように写真を貼ったり、グラフな表などを使って説明すると読んでくれる人に伝わりやすいレポートになりますよ。実験の結果では、実験で分かった事実のみを書きましょう。
- 実験して分かった考察
考察とは、実験の結果から分かったことなどを自分なりに考えて書くことです。
最初の考察との違いや比べた結果・失敗したしまったらその原因などを書いてあげるといいですよ。実験の結果と一緒に書いても良いのですが、考察と分けることでより見やすくなるので分けることをおススメします。
- 実験した感想
実験をしてみて、「楽しかった」「面白かった」「難しかった」などが感想です。
気が付いたことやさらに工夫してみたいことなどを書くといいですよ。
- 参考にした本やネットの情報など
自分が実験するために、調べた本のタイトルや著者・WebサイトならURLなどを紹介してあげるといいですよ。
レポートを書くときに、実験したことだけを書くのではなく、自分の考えや結果から分かったことを考察するのも大事です。
自分に分かりやすいレポートではなく、人に読まれることを意識してどんな風に伝えると分かりやすいかなどを考えて作ると、自分だけのより良いレポートが出来ると思いますよ(*^-^*)
まとめ
今回、ぷよぷよ卵を作るという実験は大成功しました。
息子は、ぷよぷよになった卵に大喜びしていました(*^-^*)
ぷよぷよ卵は日にちもあまりかからず、普段家にあるもので手軽に実験でき、自由研究を後回しにしてしまい日にちがない時には、かなりおススメできます。
今回は、お酢に漬けていた期間が2日間だったのですが、3日間漬けた卵との違いや食塩水や砂糖水などに漬けるとどうなるのか調べるのも良いかもしれませんね。
ただ、もったいないですが、ぷよぷよ卵を作った卵は食べるにはオススメできないのでお家の人と相談して決めて下さいね。
この記事がお役に立てたら嬉しいです。